白点病の治療法方をご紹介します。(淡水)
白点病の症状
・写真1の様な白い点が魚の体表に付きます。発病初期は白い点が1個2個付くだけなので、普段から よく観察して、初期段階で発病を発見してあげる事が重要です。
・呼吸が速くなる
・エサを食べる量が減る
・群れから離れ、一ヶ所に留まって泳ぐ
・体を底砂や流木などに擦りつける。
写真1
☆(注) 現在、飼育されているお魚が白点病になっている→水景工房に電話して聞いてください。飼育環境やお魚の種類、お魚の状態によって、治療方法は異なります。
白点病の発病原因
・急な温度変化
・水質の悪化
・同居する魚からのイジメ。
白点病の治療方法
1 水温を上げる
温度コントロールが出来るヒーターを使用し、30℃まで水温を上げます。一日に2~3℃づつヒーターの設定温度を上げるようにしてください。短時間で大幅に温度が上昇する事は魚に掛かる負担が大きいので避けてください。
写真2
2 塩を入れる。
03~0.5%の塩を水槽に入れます。 塩は食塩ではなく、荒塩や岩塩、人工海水等を使用してください。
塩は数回に分け、少しづつ塩分濃度が上げるようにしてください。
(注)塩分を水槽に入れると水草が枯れてしまう事があります。)
3 薬を入れる。
白点病治療薬を規定量入れます。
写真3
写真4
このとき。フィルター内に活性炭を入れている場合は取り出します。
(活性炭が薬の成分も吸着してしまうためです)
テトラ社のバイオバックの場合は、フィルターマット中に入っている活性炭を取り除いて使用します。
写真5
5 水換えを行う。
一度に多くの水換えを行うと、お魚に掛かる負担が大きいので、少量の水換えを繰り返します。具体的には一日に数回(1~3回)1/5程度の水換えを治療期間中、毎日行ってください。
この時に入れる水はお湯を混ぜ、飼育水と同じ温度にしたものを水槽に入れてください。
6 薬の追加
白点病治療薬の効果は2から3日で無くなってしまいます。最初に薬を入れた日から3日後に、規定量の薬を追加してください。
・体の白い点が無くなった後も一週間は↑の治療を続けてください。
・治療期間中、基本的には餌を与えないで下さい。
治療期間が長引くようであれば、餌を与えます。この時の餌の量は極力少量にしてください。必ず食べきる量を与えてください。
・お魚の状態、種類によっては、温度を上げずに治療したほうが良い場合もあります。
・古代魚など、魚病薬に弱い魚種もあります。
分かりにくい点等ありましたら、お気軽にお電話又はメールでお問い合わせください。
・白点病治療薬の種類はいろいろあり、「バクテリアに影響を与えません」とか「水草に安心」と謳っている物もあります。今後調査してみます。